指定信用情報機関のCIC
株式会社シー・アイ・シーは、日本クレジット協会と全国信販協会が母体となった信用情報機関で、略称はCIC(Credit Information Center)です。
・消費者の支払能力に応じた適正なクレジット契約の実現
・迅速な情報提供によるクレジットあるいはローン取引の促進
・消費者の多重債務や自己破産の未然防止
を目的に、消費者のクレジットやローン利用に関する信用情報を収集、管理、提供、開示しています。
CICには、信販会社、百貨店、クレジット会社、リース会社、保険会社、保証会社、銀行、消費者金融会社、携帯電話会社などが加盟しています。
また、加盟会員と成約状態にある個人情報は、月次での更新が義務付けられているため、CICの保有する信用情報の精度は比較的高いとされています。
CICが保有する信用情報
CICの主な登録情報は大きく2種類あります。
各情報には本人であることを特定するための情報(氏名、生年月日、郵便番号、電話番号など)が併せて登録されています。
1つ目は「クレジット情報」です。これは加盟会員との契約内容や支払い状況を表す情報です。具体的には、
・契約日や契約の種類、登録会社名といった契約内容に関する情報
・残債額や入金履歴、異動の有無といった支払い状況に関する情報
・割賦販売法対象商品の支払い状況に関する情報
・貸金業法対象商品の支払い状況に関する情報
などが含まれます。これらの情報は、契約期間中および取引終了から5年間、保有されます。
2つ目は「利用記録」です。加盟会員が、特定の利用者に関してCICに問い合わせた事実(利用日、利用目的、利用会社名など)を表す記録です。この情報は利用日より6か月間保有されます。
これらの情報に関しては、個人にも公開されており、郵送または全国各地の店舗で取得が可能です。