クレジットカード利用者に対して送られるインビテーションについて
カード会社から通知がくるインビテーションとは
インビテーションとは、一般のクレジットカード(ゴールドより1つ下のランクのカード)を使用していると一定期間経過後、ある日突然「ゴールドにグレードアップしませんか?」というお誘いが来るというやつです。
やることは簡単で、毎月カードを普通に利用し、そのカードに関わらず決済を真面目に行う」という当たり前の事を守るだけです。
送られてきた封筒に、申込書とイメージパンフが入っており、申込書を記入して送り返せば、ゴールドに切り替わります。
カード利用実績のクレジットヒストリーを磨く!
カード利用実績のことを「クレジットヒストリー」と呼び、信頼醸成には非常に有効です。
一般カードの利用者で、毎年一定のカード利用実績があり支払いも滞ることがなければ、いつか「優良顧客」と評価されて、ゴールドカードが発行されます。
では、「優良顧客」と呼ばれるのはどういう人でしょうか?もちろん、ただ使っていればOKというわけでなく、少なくとも1年以上の利用実績を積む必要があります。さらに年間100万円も使えば、かなりの優良会員だと言われています。
もちろん、「決められた日にキッチリ支払いを行う」というのが絶対条件。返済遅延はむしろマイナスの評価につながります。
利用金額だけではなく購入商品も評価の対象
正確に言うと、クレジットヒストリーとは「利用金額だけ」を指すのではありません。「どこで利用したか」「どういう諸品にどういう風に使ったか」 等がけっこう重視されます。
例えば、同じ10万円の決済でも「ファミレス」で使うより「赤坂通りの料亭」で使った方が優良顧客と捉えるようです。
インビテーションをもらった人の証言を聞くと、生活費以外のぜいたく品に散財している人ほどお誘いは早い傾向が顕著でした。そういった人の場合、年間20万ほどしか使用していなくてもゴールドカードの招待がくることもあるそうです。
とはいえ、生活スタイルなんてものは簡単に変えられるモンじゃないので、やはり「利用金額」を上げることに専念することだと思います。
無駄銭を使えというのではなく、カードが利用できる場面では極力カード決済せよ、ということです。普段、現金で決済している出費だけど実はカード決済できた、といったケースは探してみれば多々あるはずです。
あと、カード決済額を増やす有効な方法のひとつは、人の支払うものを立て替えることでしょうか。飲み会の幹事など、夜の宴会部長でしたら、すぐに出来る方法です。また、会社の出張費なども全てカードで賄うと海外出張が多い人は相当な金額になると思います。
クレジットカード利用期間はとても重要
クレジットヒストリーについては、会員資格継続期間の長さがより重要です。たとえば、1年で1000万円使った会員よりも、2年で500万円ずつ使った会員のほうが上客です。
クレジットカードの会員資格の但書きに「安定した継続的な収入のある方」と謳われているように、金融業者は、「安定した収入」を重視します。
カード会社にとっては、顧客がどのくらい信用のおける奴なのかが第一の関心事であって、どんだけ多く使ってくれるのかとかは、二の次の問題でしかありません。
「長期にわたって、継続的に、確実に」実績があるということが、大事になります。