選ばれた人だけに発行されるプラチナカード
プラチナカードは基本的に顧客から申し込むことができず、 カード会社が優良顧客を選定してインビテーション(招待)するシステムです。優良会員としてのお墨付きをもらったユーザのみ、入会が許されているエグゼクティブカードです。
プラチナカードのインビテーションは、毎年のゴールドカードの年会費が引き落とされる頃に、仰々しい封筒とともに届きます。
カード会社に連絡してクレジットヒストリー状況の確認
プラチナを取得するには、基本的にはクレジットヒストリーを磨くことです。まずは、あなたの欲しいプラチナカードが発行しているゴールドカード(または一般カード)を入手して、それをせっせと利用するのです。
毎年一定のカード利用実績があり、支払いも滞ることがなければ「優良顧客」と評価されて、インビテーションが届きます。ただ、プラチナカードは待っていればすぐ手に入る、というカードでもないので、自分から動くことも必要です。
何年かヒストリーを磨いたと思ったら、サービスデスクに電話をして「プラチナカードに興味があるんだけど」、と告げると、回答には2パターンあります。
「担当部門に伝えておきます。でも、連絡が何もないこともありますのでご了承ください」「プラチナカードはコチラからインビテーションという形をとっているので申し込みはできません」会員募集をしてない時期なのか、プラチナを持たせるに値しない会員と判断したのか、わかりませんが回答には2通りあるわけです。
もし後者なら、そのときは素直に引き下がることです。あと、たびたび連絡しまくるのは、ウザがられますし、印象もよろしくないのでやめましょう。
デスクからみて実績がプラチナ会員に値するものであれば、一月ほどでインビを送られてきます。
ただ、その後送られてくる書類には、「単なる審査依頼」と、「実質上の入会申し込み」の2種類があるらしく、後者(名前とサインをするだけの申込書)であれば、返送さえすれば審査はまず通るようです。
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一般カードからの飛び級( 2段階昇進 )って可能?
プラチナカードを手に入れるためには、基本的にゴールドカードを使用 ⇒ プラチナカードの招待が来るといったステップアップを踏むのですが、一般カードを使用 ⇒ いきなりプラチナカードの招待が来ると、一段飛び越してランクアップすることも実績次第では可能です。
というか、そういった事例が相当数見受けられるようです。
一般カードを使用していてゴールドカードの招待が来たから、デスクに電話して「ゴールドはいらない。プラチナなら変える」といったらプラチナにしてくれた、という談話もあります。ある程度は融通が利くみたいですね。
アメックスのケースですと、プラチナのインビテーションは利用額ではなく、「どこで利用したか」「そこ(使った場所で)でどういうものにどういう風に使ったか」などがポイントになるようです。
年間30万ほどしか使用されていない方でもインビがくることもあるそう(逆にインビがきたのに落とされることも!)。
プラチナカードは高嶺の花か?
プラチナカードの保有者といえば、どういったイメージがあるでしょうか?やはり、役員クラスか若手ならバリバリのエリート社員って感じで、年収は数千万円以上、高級住宅街に住み、外車を乗り回し、ホテルはスイート、海外出張や旅行はファーストクラス、といった感じでしょうか?
ところが、実際のプラチナカードは、年収1,000万円以下の普通のサラリーマンが保有しているケースも少なくありません。いわゆる「中流階級」と呼ばれる人たちですね。
プラチナカード所有者は、大方の人がイメージとして持っている金持ち像とはやや離れたところにある気がします。
プラチナの希少性という点から、個人的にはいかがなものかと思っていますが、ともかくクレジットヒストリーを磨きさえすれば、誰とでもとはいないまでも守備圏内に入れる可能性は高い、と思います。
普通の一般人でもプラチナが持てる?
例えば私の知り合いで、次のような経済状況の方に、アメックスとシティからプラチナカードのインビテーションが来たらしいです。
今年35歳、年収は500万程度、と至って普通のサラリーマン。7年前に、シティゴールドとアメックスゴールドを取得。
国内、海外に飛び回る仕事ではなく、工場勤務でカード決済は自分の必要な物のみ。いかがでしょうか?いたって「普通の人」ですよね。
自分に必要かどうかは、とりあえず実際に持ってみて、合うか合わないか、費用対効果が得られるかどうか、など確認するのが手っ取り早い方法でしょう。持つに値しないカードだと判断したら、ゴールドに戻せばいいだけですから。