クレジットカード審査基準「年収・職業」について
「審査基準」はあくまで目安
ゴールドカードの審査基準は、「30歳以上、年収500万円以上、勤続5年以上」が平均的なところです。しかし、こういった基準を満たしていなくてもゴールドカードを所有しているケースは、しょっちゅう散見されます。
たとえば、ダイナースは「33歳以上・自家保有」という資格を課していますが、新卒者や賃貸居住者でもカードを発行する例はあります。
何故かというと、この規準は厳格に適用しなけれならないものではなく、「目安」に過ぎないからです。あくまで「信頼できる人物であるか」を判断するためにカード会社が設けている方便と考えましょう。
私は特に、最近の審査において年齢はあまり重視されてないのではないかと思っています。既に実力主義社会に突入してますので、最近では年齢が上がることは逆に収入を減らす要因という見方もあるからです(手間の勝手な推測ですが・・・)。
なぜクレジットカードの審査に落ちるの?
クレジットカードを作るには必ず審査を通過しなければなりません。もちろん、審査のの基準は各カード会社によって違いますけれど、利用されている項目や、その大筋に大差はありません。
ここではその詳細をご紹介しますが、面倒な方は飛ばしてくださってけっこうです。
簡単にいうと、与信を与える事ができなかったという意味
【Credit = 信用】という意味です。
すなわち、クレジットカードとは、カード会員の「信用」に基づいてお金を立て替えするカード、ということです。そして審査に落ちるという人とは、「信用のおけない人間」とカード会社が判断したことの他なりません。
そして、カード会社が顧客を「信用できるか?出来ないか?」を判断するには、審査に関する3つの項目があります。
- スコアリング
- 人為的な判断
- 個人信用機関による情報
1. スコアリングとは
顧客の審査に当たってクレジットカード会社は、まず申込情報をもとに、その人の信用度をコンピューターによってスコアリング(点数化)します。年収、勤続年数、居住形態、などの各項目に点数を付けていきます。
例えば、「居住形態」について、「持ち家」なら10点、「賃貸」なら5点。「勤続年数」が「5年以上」なら5点、「5年以上10年未満」なら7点、といった感じです(数字はテキトーです、あしからず)。
そして、各々の点数を合計して「基準点」を超えていたらとりあえず「合格」、次の審査へ、ギリギリで届かなかった場合には「精査」、それ以下であれば「不合格」いった具合です。
2. 人為的な判断
クレジットカードの申込書は、スコアリングだけでは正確な判断ができるとは限りません。人の目で直接見て、スコアリングの数字に表れない面を精査をするケースもあります。
審査の方法は会社によりけりで、すべてスコアリングで判断してしまう場合もありますが、会社によってはスコアリングで合格判定が既にでていたとしても、必ず上席の社員が目を通すといいます。問題があれば、審査に落ちるわけです。
3. 個人信用情報機関による情報
上記2つに加えて、クレジットカード会社は個人信用情報機関の情報から、総合的に信用を与えられるかを判断します。