JBA 全国銀行協会
全国銀行協会は、日本国内で活動している銀行を直接の会員とする組織で、銀行業界の代表として銀行業の発展のために様々な活動をしている一般社団法人です。
そして、全国銀行協会は、消費者信用の円滑化などを目的に、「全国銀行個人信用情報センター」という個人信用情報機関を運営しています。
全国銀行個人信用情報センターでは、ローンやクレジットカード等に関する個人信用情報を登録し、会員における与信審査のための参考資料として信用情報を提供しています。
会員は、一般会員(全国銀行協会に加盟している銀行)と特別会員(一般会員以外の銀行、協同組織金融機関、政府関係金融機関、信用保証協会)の2種類に分かれています。
現時点では、8,000万件ほどの信用情報を保有しているといわれています。
全国銀行個人信用情報センターが取り扱う情報
全国銀行個人信用情報センターの主な登録情報と登録期間は以下の通りです。
それぞれの情報には、本人であることを特定するための情報(氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先等とその履歴)が併せて登録されています。なお、登録期間経過後にそれぞれの情報は、自動的に削除されます。
取引情報
ローンやクレジットカード等の契約内容とその返済状況(入金の有無、延滞など)の履歴が登録されています。この情報は、契約期間中と契約終了日から5年を超えない期間、登録されます。
照会記録情報
会員である金融機関が特定の個人に関してセンターに照会をすると、その情報がデータベースに記録されます。
例えばローンやクレジットカード等の申し込み、契約の内容などに関する情報などがこれに含まれます。
この情報の登録期間は、会員への提供と本人開示の場合とに分かれており、前者が利用日から6か月を超えない期間、後者が1年を超えない期間登録されます。
これらの他に、手形交換所の第一回不渡、取引停止処分といった「不渡情報」、官報に公告された破産・民事再生手続き開始決定といった「官報情報」などが登録されています。